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2016年に始まるジュニアNISAの概要をご紹介!
2016.03.29
2016年に入り金融庁は新たに「ジュニアNISA」というものを始めることになりました。
そもそもNISAとは株や投資信託などの運用益や配当金などを一定額非課税にしてくれる制度のことで、税金面において恩恵を受けることが出来る特別口座のようなものです。
「ジュニアNISA」とはその名の通り未成年のためのNISA口座で、これが実現することにより家族単位での非課税枠が大きく増えることになります。
それでは詳しくジュニアNISAの概要についてご紹介していきたいと思います。
ジュニアNISAの概要を分かり易く解説!
冒頭にも説明したように株や投資信託による利益を非課税にできるのがNISAというもので、NISA口座を作ることによってその恩恵を受けることができます。
◆NISAとジュニアNISAって何が違うの?
今までは20歳以上の成人のみ作ることができましたが、2016年より20歳未満に対しても投資の窓口を作っていこうという動きをし始めました。
この動きがジュニアNISAです。
♦ジュニアNISAの概要を簡単にご紹介!
【非課税枠】
通常のNISAの非課税投資枠が120万円なのに対して、
ジュニアNISAの非課税投資枠は80万円までとされています。
【期間】
期間は通常のNISAと同じく5年間となっております。
【口座資格】
口座資格は0~19歳であれば持つことができ、20歳以上になると通常のNISAへと変わります。
【管理】
口座管理は親権者が代理で行うことになっています。
【注意!】
一つ注意点をあげるとすれば原則18歳以上になるまで口座からお金を引き出すことはできません。
途中で引き出した場合には課税の対象となってしまいますので注意して下さい!ジュニアNISAの狙いとはなんぞや!
ジュニアNISAが行われる理由はなんなのか。
皆さんも気になるところだと思いますのでご紹介していきます。
ジュニアNISAの大きな狙いとしてあげられるのは「株式市場の活性化」です。
NISAで日本の株式市場が活性化?
2014年に始まったNISAという政策により、NISA口座からの株式市場に対して流れるお金はかなり大きなものへとなっています。
「ジュニアNISA」を新たに打ち出すことにより世帯の非課税枠は親だけで200万円+子供一人につき80万円となりますので、世帯の非課税枠が大きく広がることになり更に株式市場への資金流入が見込めるという訳なのです。
親から子への効率的な資産贈与にも
またもう一つの狙いをあげるとすれば子供に対する資金移動という目的もあります。
結果的に20歳になればNISA口座へとなりますし、親が子供の口座を利用して運用することにより世帯における株や投資信託が通常よりも多くなったり、口座に金額を増やそうしたりと色々な意味での贈与が増えていきます。
これにより下の世代へと流れていく資産も増えていくというわけです。ジュニアNISAはwin-winの政策!
ジュニアNISAが行われる狙いにはNISA口座による更なる資金流入であり、私たちが利用すればするほど株式市場が活性化されていくことになります。
我々としては非課税枠が増えることになりますので利用しない手はありませんし、まさにwin-winの関係であるということですね!
ジュニアNISAを使って更に充実した投資ライフを過ごしてみてはいかがでしょうか?
私がお届けしました!
オオノトシノリ
旅人ライター@ちょいおじさん
最近はすっかり都内で落ち着いていますが、全国をあちこち旅して来ました。
今は投資のことやライフハックなど、自分が興味を持ったことを発信していきます。
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